いつまでたっても結翔の震えは止まなかった。新太は気にしないように牢屋の外をぼーっと見ていたが、結翔の嗚咽が聞こえるようになってからは嫌でも意識させられた。自分は悪くない。無関係だと言い聞かせて落ち着こうとした。でも同じように無関係な結翔が…

股の痛みがましになると、その職員に連れられて新太は別室に移動した。他の少年らがやったことと同じことをするだけらしい。その部屋には釜戸がいくつも並んでいた。職員はその中から鉄の棒を取り出した。先端には真っ赤に染まった鉄の塊がついている。新太…

少年たちは建物に入ってすぐの部屋に入れられた。そこでようやく足枷と手錠が外された。しかし、固まった腕をほぐす間もなく、少年たちは全裸になるよう命じられた。最初は全員が困惑していたが、職員の一人が手に持っていた鞭で思いっきり床を叩いた。それ…

赤壁少年院物語 入門… https://shounen.hatenablog.com/entry/2020/10/10/171719?_ga=2.171653096.993327473.1602315270-1563811114.1565746599 鞭打ち… https://shounen.hatenablog.com/entry/2020/10/10/171913?_ga=2.167566454.993327473.1602315270-1563…

昼: 畑、鉱山、発電 夜: 夜の懲罰夜の懲罰: 鞭打ち、永遠発電 長期懲罰: 革手錠(減食)新太の父親が殺した。新太は強い。結翔は弱気。 叩き上げる 2XXX年 10月肌色の砂が一面に広がる広大な砂漠。１台のトラックが乱暴に揺れながら猛スピードで直線を走ってい…